食品カロリー測定器「カロリーアンサー®

カロリーアンサーの特設ホームページを設置・公開しました(2016年4月30日)

カロリーアンサー®とは

「カロリーアンサー®」は、(株)ジョイ・ワールド・パシフィックが、(地独)青森県産業技術センターと共同開発した、世界で唯一の革新的な食品カロリー測定器です。

従来、食品のカロリーを知るためには、専門の分析機関に依頼し、結果がわかるまで数日を要していましたが、本製品はわずか数分、さらに非接触でこれを実現します。カロリーアンサーが測定できるのはカロリーだけでなく、食品に含まれるタンパク質・脂質・炭水化物・水分など、成分量も同時に測定が可能です。現在世界6カ国で特許を取得しており、国内150箇所以上の外食産業、スーパー、研究機関等で広く利用されています。

測定原理

カロリーアンサーの測定には、「近赤外線分光法」という技術が応用されています。

近赤外線分光法は、測定対象に近赤外線を照射し、その光が分子振動との共振作用によって、吸収される度合い(吸光度)の変化によって成分を算出する分析方法です。非接触・非破壊測定が可能なことや、化学分析などと比較して迅速に結果が求められることなどから、さまざまな分野で注目・利用されている技術です。

カロリーアンサーでは、食品に近赤外線を照射し、吸光度や吸収波長を調べることで、カロリーや成分量を特定・算出しています。

従来の分析・算出法との違い

食品理化学分析

食品の栄養成分を導く方法として、食品理化学分析は最も一般的かつ信頼性が高い方法と言えます。しかしながら、専門の分析機関に依頼し、検査結果結果が出るまでに約7~10日前後を要することや、分析機関によっては、成分毎に料金が加算される場合もあり、あまり手軽とは言えないのが現状です。カロリーアンサーでは、数分で測定が可能で、その場で結果がわかるため、商品開発や管理栄養士の補助など、スピードが求められる現場で大きな効果を発揮します(測定モード・機種によって3~10分の間で変動します)。

栄養成分表による計算

五訂など食品栄養成分表に基づいて計算する方法もあります。ただし、成分表に記載されている数値は理論値であり、実際の栄養成分は食品の状態や、加工の過程、産地や季節など、様々な要因によって異なるもので、適正とは言えない面があります。カロリーアンサーによる測定では、対象の食品を直接測定するため、食品の状態による個々の違いも含めて、リアルタイムに測定が可能です。

用途に合わせて選べる2機種のラインアップ

お皿に載せた料理をそのまま測定!「CA-HNシリーズ」

お皿に載せた料理をそのまま測定できる手軽さ、視認性の良いボタンとTFT液晶、音声によるナビゲーションで、誰でも簡単に使いこなすことができるモデルです。測定結果を即座に印字できるラベルプリンターや、食塩相当量の測定・ナトリウム換算を可能にする「塩分計」などオプションも充実しています。

CA-HNシリーズ製品情報

飲料などの液体の測定にも対応した新モデル「CA-HMシリーズ」

従来の反射方式での測定に加え、新たに透過方式での測定に対応しました。これにより、飲料などの液体食品や、水分が多く反射方式での測定が困難なペースト状の食品も測定が可能になりました。標準測定項目である熱量・タンパク質・脂質・炭水化物・水分に加え、オプションでアルコール含有量の測定も可能です。

CA-HMシリーズ製品情報

特許

取得年国名特許登録番号
平成20年日本第4104075号
平成21年中国第568146号
平成24年台湾I 358535号
平成25年韓国第10-1226782号
平成26年カナダ第2,559,590号
平成26年米国第4747371号

導入事例

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